人は何かを「選択」して生きています。
何かに新しく挑戦したり、やってきたことを続けたりするのも勿論「選択」ですが、それだけではありません。
何かを諦める際も、「やめる」という「選択」をします。
健屋さんが「挫折した経験がある人に聞いてほしい」という想いをこめて公開したのが、この「歌ってみた」でした。
原曲はヨルシカの「だから僕は音楽を辞めた」。
ところがこの動画では「音楽」ではなく、「■■■を辞めた」というタイトルになっています。この「■■■」の部分の指す言葉は、動画を観てからのお楽しみ。
ちなみに、この「歌ってみた」は、にじさんじの公式サイトにおける健屋さんのページにも埋め込まれています。
この曲が、「健屋さんって誰だろう……?」そんな疑問と共に公式サイトを訪れた者が最初に出会う「健屋花那」となるわけですね。

さて、にじさんじのライバーさんを追っていくうえでの醍醐味のひとつが、「新衣装」です。
ライバーさんが新たな衣装に身を包むことによって、それまでに見たことのなかった一面や新たな「解釈」を楽しむことができるのです。

この制服衣装といえば、読者の皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。
クイズ?積分?うみがめのスープ?
(個人的には「ホワイトデーに健屋さん以外にもチョコを渡した人の前に現われた時」の衣装だというのを推したいところです)。
この衣装が発表される時も、エクササイズで身体を鍛えるゲーム『リングフィット・アドベンチャー』をチャンネル登録者数が20万人に達するまで続けました。
このように、健屋さんのセーラー服には頭脳をフル稼働させたり身体を張ったりと、なにかと激しいイメージ、戦闘服じみたイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
しかし、この衣装を語るうえで忘れがたく、筆者の心の中に保存されているのがこの歌の記憶です。
「だから僕は■■■を辞めた」は、今の健屋さんの活躍、輝きを目の当たりにすることによって改めて感動を与えられる「歌ってみた」だと思います。
この歌では、葛藤と「化物みたいな劣等感」を経て魂の叫びをあげた健屋さん。
しかし、たとえば今、YouTubeで「健屋花那」と打ち込んでみましょう。あるいはお使いのブラウザーで「健屋花那」の名前と共に、健屋さんの参加する『電音部』や『Lie:verse Liars』『にじさんじフェス 2022』などの事業や企画を検索してみましょう。
そこには健屋さんの「夢」に向けて努力する姿や、「■■■」を通して様々な場所で輝き、人々に楽しい時間を与える姿、健屋さんの活躍するフィールドの景色が広がっているはずです。
健屋さんのその生き様と「■■■」に対する熱意に対して、私は敬意を抱かざるを得ないのです。