私の推し
その前
前略。私の推しは、Aimerである。
すこや患者がすこや患者になる前の事。私が明確にAimerを好きになったのは2016年。アニメ「甲鉄城のカバネリ」のEDテーマで「ninelie」を聴いた時である。(今になって振り返れば、もっと前から曲に振れたことがあったけれど。)
そこからずっとAimerを聴き漁っていた。ラジオを聴いたり、ライブにも行った。
そして彼女の曲のテーマに「夜」があった。
眠れない夜に聴きたくなる、そんな曲があった。
今回は、そんな眠れない夜のお話を。
少し前
私の好きなものは、ASMRである。
眠れない夜……はそこまで多くなかったものの、大学生ならではの夜更かしの末、窓から差し込む陽の光で眠りにくい時があった。
そんな頃に、ASMRに出会った。
最初は環境音のようなものを聴いていたが、どんどん沼にハマっていった。
耳かきだとか、シャンプーだとか、オイルマッサージだとか。
すこや患者になった時
私が好きなのは、AimerとASMRだった。
そんな私が健屋さんに出会ったのもASMR……ではなく、これはまた違う内容の切り抜きだったけれど。
健屋さんに出会った切り抜きの話はまた別の機会にするとして、とにかく気になり始めたときに出会ったのが、ASMR配信のアーカイブだった。
ここ好きポイント
さて、ここまで気取った文章を綴ってきたものの、そろそろオタクが早口で語っていこうと思う。
4:10など お母さんではないらしい
別にそういう趣味はないのだが、否定されると逆に燃えてくるものがある。
ちなみに禁止されると余計にやってみたくなったり、やる気があったのに「早くやりなさい」と言われると逆にやる気を失うアレの事を、心理的リアクタンスと言うらしい。

13:00~ 寝る前のストレッチ
健屋さんと一緒にストレッチをするもよし、ただ聴いているだけでもよし。
健屋さんの声のASMR適正の高さを実感できる。
随所でのコメントとの掛け合いがじわじわ来る。
36:13~ 読み聞かせ 小川未明『春がくる前』
ASMRとしての囁き声はもちろん、朗読としても楽しめる。
声色の変え方がとても良い。特にお姉さんっぽい声の時の艶感がすごく良い。
50:10~ 子守唄
小学生の頃に歌ったり、聴いたりした曲を聴くと、懐かしさなのか、あるいはまた別の何かなのか、涙が出そうになるのは何故なのだろう。
妙に悲しい歌詞の曲が多いような気もする。
60:10~ Aimer『六等星の夜』
眠れないときは そっと手をつないでくれたらうれしい
Aimer『六等星の夜』
夜明けは来ると 囁いていて 嘘でもいいから
さて、本題である。
AimerとASMRが好きな私は、気になっていた健屋花那が『六等星の夜』をアカペラで子守唄として歌っているのを聴いて、すこや患者になったのである。優しく、儚げで、それでいて力強く芯のある、そんな歌声を私は好きになった。
この曲は健屋さん自身、眠れない夜に聴く曲なのだそうだ。
この「すこや患者のカルテ」では、健屋さんの好きなものについても書いていきたいと思う。きっと自分のように、そこがフックになる人もいるだろうから。好きな人の好きなものを、知りたくて、共有したいと思うから。
雨風の代わりに
この記事を書いている今夜は台風。
ごうごうと鳴る雨風は、それはそれで良い音ではあるものの、代わりに彼女の囁き声はいかがだろう。
次の眠れない夜には、また別のおすすめを紹介しようと思う。
六等星くらいでいい。ほんの微かな光でも、健屋花那の活動を照らしてみたいと思うのだ。
そう、私の推しは、健屋花那である。